「サイポリ」は“サイバーポリス”の略で、ネット上の違法行為を監視・取り締まる専門の捜査員を指します。
パパ活はバイトや副業感覚で行う女性が急増しており、学生からOLなどの社会人まで幅広くいます。パパ活は未成年が行うこと自体、援助交際とは異なり違法ではありません。
しかしながら、18歳未満が出会い系サイトで男性と知り合ってパパ活をしたら違法になります。18歳未満が売春行為を行うと明確に法律違反となりますが、18歳未満のパパ活は非常にグレーです。
そのためパパ活界隈では、サイポリと呼ばれる存在が時折現れ、違法なことをしていないかと見張っていることがあります。男女ともに監視されていますので、下記ポイントをおさえていきましょう。
👩🎓 女性向け(パパ活をしようとする未成年側)へのおとり捜査
・サイポリ捜査員がパパを装って連絡を取る
・メッセージのやり取りや金銭交渉が確認されると、補導対象に
・実際に会う場所まで誘導され、現場で補導・指導される流れ
・売春目的のやり取りや援助交際の疑いがあると、保護・家庭連絡も
・未成年を守る目的で行われる捜査だが、軽い気持ちでの書き込みでも対象になる可能性あり
パパ活に現れる「サイポリ」とは、ネット上で違反を監視・取締る捜査員
サイポリとはサイバーポリスの略称で、インターネット上を監視して違反行為がないかを取り締まる捜査員のことです。
1998年に警視庁が新たに立ち上げたサイバー犯罪対策プロジェクトです。
サイポリは、インターネット上やX(旧Twitter)などで、パパ役を演じながら、未成年女性を装った捜査員と実際に売春行為をしようとする人物を監視。書き込みやメッセージをきっかけに、会う約束まで取り付け、実際に接触して補導・指導を行う流れです。
このようなサイポリの活動によって、近年では多くの女子高校生が補導されています。また、逆に未成年になりすました捜査官とのやり取りで、パパ活目的の男性が逮捕されるケースもあります。
サイポリは、売春行為を直接取り締まるだけでなく、違法行為の芽を摘むためにSNS上での違反行為を日常的に監視。あくまで警察組織として、未成年女性が犯罪や被害に巻き込まれないよう未然に保護する役割を担っています。
パパ活でサイポリに補導されると、スマホチェック・保護者や学校にも連絡される
未成年の女性がサイポリに“引っかかった”としても逮捕されることはありません。あくまで「補導」扱いとなります。
とはいえ、補導されればそれで終わりというわけではなく、スマートフォンやパソコンなどの電子機器は押収され、捜査対象になります。
SNSアカウント(Twitterなど)、出会い系サイトの利用履歴、写真フォルダ、LINEのやり取りまで、中身をすべて確認される可能性があるのです。
さらに、保護者や学校にも連絡されます。特に身体的な関係があった場合は、高い確率でその事実が伝えられると考えておいた方が良いでしょう。
もし食事やデートだけで、体の関係が一切なかった場合は厳重注意で済むこともあります。
しかし、関係を持っていたり金銭のやり取りがあったりすると、停学や、最悪の場合は退学処分になることも。
たとえ逮捕されないとしても、補導は人生に大きな影響を与える深刻な結果を招く可能性があるということは、しっかりと認識しておく必要があります。
パパ活に現れるサイポリを見極める手段
結論から言うと、サイポリのアカウントを見分けるのは非常に難しいのが現実です。
パパ活女子は専用のアカウントを用意して活動する一方で、パパ側は普段使っている一般的なアカウントで接触してくることが多いため、アカウントの見た目だけでは判断がつきません。
ただし、サイポリにはいくつかの“特徴”がありますので、主な3つをご紹介します。
👮♂️ サイポリ捜査員の主な3つの特徴
①18歳未満かどうかをしつこく確認してくる
→ 通常の相手なら「18歳以上か」を気にするが、サイポリは逆に“未成年”であることを確認しようとする。
②自分からは積極的に誘ってこない
→ ターゲットが援助交際を持ちかけてくるのを待っている受け身の姿勢。
③アカウントは一般人と見分けがつかない
→ 見た目や投稿内容だけではサイポリかどうかの判断はほぼ不可能。
こうした特徴を踏まえても、完全に見抜くのは困難です。だからこそ、サイポリの存在をしっかりと理解し、リスクを認識した上で、慎重な行動を心がけることが大切です。